Lounge / Deep House Mix 2018 Jan

Lounge / Deep House Mix 2018 Jan

Lounge-Deep-House-Mix-201801-mixcloud 2


Mix Cloud

  • 01. Jazzair (Original) – Classe
  • 02. EmotionEasterville (Original Mix) – Ludwig Armstrong
  • 03. Rays (Harvey Sutherland Remix) – Telespazio, Harvey Sutherland
  • 04. Tropical Seagull (Original Mix) – Alidiana Silverkin
  • 05. Benediction (Original Mix) – Hot Natured & Ali
  • 06. LoveThe Way I FeelMike D’ JaisJacqueline (Chill Mix) – Rodg
  • 07. The Sun Comes Up- Jimpster, Jinadu
  • 08. Risin’ to the Top – Blank & Jones With Zoe Dee, Blank & Jones

Photo by Daisuke Yokokawa

2018年の音楽産業における7つの予測

7 Music Business Predictions For 2018

この記事では7つの音楽産業における予測について記載しています。下記内容は意図的に全部訳していないのと、英訳のアレは目を瞑ってください。

1. Spotify finally goes public, and the going gets tougher.

Spotifyが最終的に一般公開となるが、進捗は難しい。

メジャーレーベルから楽曲を落とせと言われたり、競合が増えてきたり、利用が大きく進まなかったりと、前年からの成長率で考えると厳しくなる。

2. Amazon grows the music streaming pie.

Amazonがストリーミングサービスでシェアを大きくする。

Amazon Music Unlimitedがメジャーなストリーミング配信サービスになっていくだろう。伴ってフィジカルプロダクトやマーチャンダイズも増えることから、スーパースターアーティストからのパートナーやスポンサーシップにおいても有利になる。

3. Google gets its music streaming act together.

Googleがストリーミングサービスを開始する。

GoogleがGoogle Play MusicとYouTube Redを統合する。これによって、メジャーレーベルが受け取る収益に関する抗議についても減っていく。

4. Streaming networks up their game.

ストリーミングネットワークのクオリティが上がる。

Apple Musicがマンスリーの値段を上げずに全てをハイレゾ配信をスタートする。そして他のプラットフォームもそれに倣ってスタートせざるを得ない。

5. The lack of net neutrality changes our online media consumption.

ネットの中立性の欠如がオンラインメディアの消費を変える。

通信会社やインターネットサービスプロバイダーがネットの中立性に関するルールを年内中盤までに変える。それによってネットの利用消費量が多いサービスは追加費用を請求されることになる。これらによってスタンドアローンのプラットフォームであるSpotify, Tidal, Pandraなどには大きなプレッシャーになるが、Google、Amazon, Appleについてはそこまで大きなコストにならないであろう。その結果ストリーミングサービスの統合が早く進む。

6. Major labels lose the middle class artist.

メジャーレーベルがミドルクラスのアーティストに負ける。

カタログやフィジカルプロダクトからの収益が減ってきた結果、アーティストやマネージャーは最先端のスパースターダムにいない限りメジャーレーベルとサインしない方がいいと気付き始めた。そしてメジャーレーベルもマーケティングインフラをテレビ、ラジオ、紙媒体といった、彼らのターゲットの性年代が無視している衰退媒体がベースとなっていたことにやっと気付き、オンラインにリソースを割くことをはじめる。

7. Vinyl record sales plateau.

レコードのセールスは横ばいになる。

レコードはニッチビジネスとして残るが、その成長率は1桁パーセント台になる。沢山のオーディオサービスがハイレゾなどを始めてきたのに対し、レコードのプレイヤーや周辺機器などにおける十分なオーディオに関するサービスの違いなどを出すのが遅いことについて、若いレコードバイヤーは不満を持っている。そして彼らは早くて簡単なオンラインプラットフォームに戻る。

この記事を読む限り、いかにオンラインジャイアンツによるストリーミングビジネスが主流になっていくか、というのが大きなポイントかと思います。僕個人としては、各サービスがニッチジャンルの深掘りをして、より良いプレイリストが生まれることを願いますが、オンラインジャイアンツの社内は、成長率を維持向上することを中心に考えると思うので、労働効率性の点からニッチの方にそこまで手を回さないと思います。そう考えると、当然ながらマーケティングコミュニケーションやPR、ショーの見せ方などがうまいボーカルグループやバンドやクリエーターをオンラインジャイアンツは気にいるはずなので、彼らが諸々を享受することになるのでしょう。

オンラインストリーミングのディストリビューションの契約が簡単になったとしても、本当に楽曲制作だけを行っていけるアーティストがインターネットによって沢山生まれる、という言説は夢物語であることを改めて感じます。

デジタルミュージックユーザー数の推移

Number of digital music users worldwide from 2016 to 2022

スクリーンショット 2018-01-01 21.15.24.png

The graph illustrates the total number of digital music users worldwide in 2016, and provides a forecast thereof until 2022. The number of music streaming users worldwide is expected to grow from 1.1 billion in 2016 to 1.4 billion in 2022.

全世界で2016年は11億人のストリーミングサービスを利用し、音源ダウンロードはその35%弱にあたる3.7億人が利用していました。そして2022年の予測として、6年間でストリーミング利用ユーザーが30%アップの14億人となり、ダウンロードは横ばいで3.7億人は変わらないという予測が出ています。

自分はBeatport, Traxsourceを中心としてHouse系の音源をダウンロードしてDJの際に利用し、またCDやレコードでJazzやSoul周りを購入して、家や車で聞いたりするといった音楽を聞く環境が中心でした。Spotifyなどは途中で広告がやっぱり入るのが嫌で有料会員になるか考えましたが、amazon prime会員になっているので amazon musicはフリーで利用ができるため、最近はアルバムをダウンロードしたり気になるプレイリストをダウンロードして移動時間の際にJBLのBluetoothイヤホンで聞いています。

自分としては、11億人がストリーミングサービスを世界中の人が利用している、という事実より、デジタルダウンロードユーザーはストリーミングサービスの35%弱という事実の方が意外でした。もはや「音源を買うという行為と音楽を聞くという行為が一致しない」ということが言えます。私は今まで10歳の時からCDを買ってきて以来25年以上続けてきた音楽体験が全く違うことを意味しているので違和感もありますが、一方で四半世紀もすれば人の行動が変わるのは当たり前です。それをちゃんと今認識出来て良かったかと。

一方この市場環境において自分がまだわからないことは、音楽家やアーティストに対してお金を払うわけではなく、ストリーミングサービスにお金を払う行為ということが、ユーザーと音楽家やアーティストとの関係性においてどのような変化が生まれているか、ということです。音源を買うという行為は、直接的に音楽家やアーティストに支払いが発生するため、例えば私であれば、彼らのファンという証やリスペクトに繋がっていると考えられますし、だからしっかり聞こうという姿勢につながります。一方ストリーミングサービスにお金を払う行為は、勿論作品の権利保有者にお金が渡るシステムになっていますが、おそらく上記のような実感は少ないでしょう。事実amazon musicで聞いている感覚はそれに近い。

「この曲やアーティストが好き」という気持ちやその表現の仕方に、おそらく既にズレが生じている可能性が高いと思われます。それらはひょっとしたら、ライブに見に行く、グッズを買って身近に置くといった、過去既にあった行為において比重が高まっているかもしれません。もしくはその好きといった度合い自体そのものに濃淡の違いがあることも想定されます。

SNSをフォローしたり、フォローを外したり簡単に出来ます。それは繋がりやすくなるという考え方よりも、デジタルではユーザーが音楽家やアーティストとの関係性をより容易にシャットダウンすることできるという風に捉えることも重要かもしれません。CDやレコードなどは買ったらものとして残るため関係性とそのものの廃棄に労力が要りますし。上記を鑑みれば、より「薄く広く好きなアーティストがいる」という感覚が主流になる、なっているのでしょうか。

スタート

バークリー音楽院 認定スペシャリスト(音楽制作ソフトウェア Ableton Live )、トラックメーカー、DJ、ベーシストの岩田幸也です。House, Jazz, Soul等の楽曲制作、DJ、演奏活動を主体として行なっています。

自身の作品紹介、DJやライブ活動、そして海外の音楽業界やサービスの情報をシェアし、「世界の音楽の動きを身近に感じる」というコンセプトのデジタルメディアを目指したいと思っています。

岩田幸也