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デジタルミュージックユーザー数の推移

Number of digital music users worldwide from 2016 to 2022

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The graph illustrates the total number of digital music users worldwide in 2016, and provides a forecast thereof until 2022. The number of music streaming users worldwide is expected to grow from 1.1 billion in 2016 to 1.4 billion in 2022.

全世界で2016年は11億人のストリーミングサービスを利用し、音源ダウンロードはその35%弱にあたる3.7億人が利用していました。そして2022年の予測として、6年間でストリーミング利用ユーザーが30%アップの14億人となり、ダウンロードは横ばいで3.7億人は変わらないという予測が出ています。

自分はBeatport, Traxsourceを中心としてHouse系の音源をダウンロードしてDJの際に利用し、またCDやレコードでJazzやSoul周りを購入して、家や車で聞いたりするといった音楽を聞く環境が中心でした。Spotifyなどは途中で広告がやっぱり入るのが嫌で有料会員になるか考えましたが、amazon prime会員になっているので amazon musicはフリーで利用ができるため、最近はアルバムをダウンロードしたり気になるプレイリストをダウンロードして移動時間の際にJBLのBluetoothイヤホンで聞いています。

自分としては、11億人がストリーミングサービスを世界中の人が利用している、という事実より、デジタルダウンロードユーザーはストリーミングサービスの35%弱という事実の方が意外でした。もはや「音源を買うという行為と音楽を聞くという行為が一致しない」ということが言えます。私は今まで10歳の時からCDを買ってきて以来25年以上続けてきた音楽体験が全く違うことを意味しているので違和感もありますが、一方で四半世紀もすれば人の行動が変わるのは当たり前です。それをちゃんと今認識出来て良かったかと。

一方この市場環境において自分がまだわからないことは、音楽家やアーティストに対してお金を払うわけではなく、ストリーミングサービスにお金を払う行為ということが、ユーザーと音楽家やアーティストとの関係性においてどのような変化が生まれているか、ということです。音源を買うという行為は、直接的に音楽家やアーティストに支払いが発生するため、例えば私であれば、彼らのファンという証やリスペクトに繋がっていると考えられますし、だからしっかり聞こうという姿勢につながります。一方ストリーミングサービスにお金を払う行為は、勿論作品の権利保有者にお金が渡るシステムになっていますが、おそらく上記のような実感は少ないでしょう。事実amazon musicで聞いている感覚はそれに近い。

「この曲やアーティストが好き」という気持ちやその表現の仕方に、おそらく既にズレが生じている可能性が高いと思われます。それらはひょっとしたら、ライブに見に行く、グッズを買って身近に置くといった、過去既にあった行為において比重が高まっているかもしれません。もしくはその好きといった度合い自体そのものに濃淡の違いがあることも想定されます。

SNSをフォローしたり、フォローを外したり簡単に出来ます。それは繋がりやすくなるという考え方よりも、デジタルではユーザーが音楽家やアーティストとの関係性をより容易にシャットダウンすることできるという風に捉えることも重要かもしれません。CDやレコードなどは買ったらものとして残るため関係性とそのものの廃棄に労力が要りますし。上記を鑑みれば、より「薄く広く好きなアーティストがいる」という感覚が主流になる、なっているのでしょうか。